慢性腰痛について

腰痛は発症時期によって呼び方が変わり、腰痛発症から4週間未満は急性期、4週間を過ぎて3ヶ月までを亜急性期、3ヶ月以上続く腰痛を慢性腰痛と呼びます。

 

初めから鈍い痛みが生じることもあれば、急性腰痛をきっかけに慢性腰痛に移行することもあります。気がついたら腰痛を繰り返すようになっていることが多いです。

 

腰痛のほとんどは、何も対策しないままだと自然に治る確率は低く、痛みやこり、張りなどの違和感や不快感が続きます。

 

慢性腰痛の本当の原因

腰痛は、成人の約80%が経験するといわれており、そのうち約85%の腰痛が非特異性腰痛症（原因不明の腰痛）とされています。

 

病院で行うレントゲン検査や画像診断は、腰痛の原因が特定できない場合が多いです。もちろん画像診断も必要ですが、レントゲンには骨しか写りません。骨に異常があった場合は診断名が付きますが、その確率は約15%です。

 

慢性腰痛の原因はさまざまで、筋肉の硬さや姿勢の悪さ、同じ動作の繰り返し、背骨・骨盤のゆがみ、筋力低下、ストレスなどが複合的に影響していると考えられています。

 

腰痛の原因になりやすい筋肉

腰痛に関連している筋肉はさまざまですが、代表的なものに下記の筋肉が挙げられます。

 

腹筋群

身体をひねったり、前かがみや横に反らす際に使う筋肉です。腹圧を高める役割もあるため、腹筋がうまく使えずに身体を前で支えることができず、腰や背中が丸まってしまい腰痛につながるケースがあります。

 

腸腰筋（大腰筋・腸骨筋）

腸腰筋は股関節から腰椎まで付いている筋肉で、下半身と上半身を近づける前かがみになるような動作をする際に働く筋肉です。長時間のデスクワークや運転などはこの筋肉に負担がかかりやすくなり、腰痛の原因になる場合が多いです。

 

脊柱起立筋

脊柱起立筋は首から骨盤まで続く非常に長い筋肉です。姿勢保持筋ともいわれ、立っているときなどの姿勢を保持しているだけで筋肉に負担がかかり続けています。立っていることが多い方や姿勢が悪い方、重労働のお仕事の方などは、この筋肉が原因で腰痛を引き起こします。

 

慢性腰痛は当院にお任せください

当院では、必要な問診や視診、骨格のゆがみや筋力量など、さまざまな検査を行ってから治療を開始し、急性期・亜急性期・慢性期の3つに分けてアプローチ方法を変えていきます。

 

筋肉や骨格のゆがみに対して手技や鍼治療、骨盤矯正などを行います。また、症状によっては整形外科をご紹介し、レントゲンなどの画像診断をおすすめする場合もあります。

 

慢性腰痛は時間が経てば勝手に治るというものではありません。症状が悪化しないためにも早めの治療をおすすめします。どこに行っても治らなかった腰痛や、長年悩まされてきた慢性的な腰痛にお悩みの方は当院へご相談ください。

 

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